『最近抜け毛ヤバいんだけど』と周りの人に言うと、『生え変わりの時期だからじゃない?』と言われることがあります。
毛の生え変わりって、犬とか猫だけじゃないの!?って思いませんか?
今回はその部分について、少し調べてみました。
犬や猫の毛の生え変わり
調べたところ、春と秋に大量に生え変わるようです。
理由は、『夏用の毛』と『冬用の毛』を準備するためのようです。
犬や猫は人間と違って、服を着ているわけではなく、外気温への対応は毛を変化させて行います。
『夏用の毛』は少し硬めで毛の密集は少なく、通気性が良い構造になっています。
一方、『冬の毛』は柔らかく毛が密集して、風通しを悪くしています。
このように暑い時と寒い時で毛質を変化させ、外気温に対応しているのです。
ただ直ぐに生え変わるのは難しいので、準備時期である春と秋に生え変わるという仕組みのようです。
髪の生え変わり
では、人間の髪の生え変わりはどうでしょうか?
結論から言うと、『犬や猫ほど季節に依存しない』というのが答えだと思います。
春、夏、秋、冬、それぞれ説があるようで下に記載していきます。
〇春説
春は新しい環境に身を置くことが多い季節です。
そのため、一般的に他の時期と比較するとストレスがかかりやすい時期だと考えられます。
以前、抜け毛の要因にストレスとがあると書きましたが、ストレスがかかるとイライラして交感神経優位になり、血管が収縮して血流量が下がり、抜け毛を引き起こす。という流れでした。
春になると誰もがストレスがかかるという訳ではないので、季節的な要因という感じはあまりしないですね。むしろ、季節に関係なくストレスがかかる状況を排除することが頭皮の環境を維持することに繋がることは言えると思います。
〇夏説
① 汗や脂の分泌が過剰になる
夏は汗や皮脂が沢山でる季節です。
もちろん、大量の汗や皮脂で頭皮が覆われている事も良くない状況であるのですが、もっとタチが悪いのが、この汗や皮脂に小さいゴミやほこりが付着することで、更に頭皮の環境を不潔にさせることが抜け毛に繋がるようです。
ですので、夏はコマメにシャワーを浴びるなど、頭皮を清潔に保つ必要がありますね。
② 紫外線量の増加
気象庁によると、紫外線は5月頃から増え始め、7月~8月頃に最も多くなります。紫外線が肌に悪影響なことは良く知られていますが、頭皮にも良くありません。
紫外線が頭部にあたり、頭皮や毛根にダメージを与えると、抜け毛のリスクが高まります。
ですので、夏は頭髪を守るために帽子を被ったり、日傘をさした方が良いですね。
〇 秋説
秋については、夏に頭皮が受けたダメージの蓄積によって抜け毛が起きるみたいです。
確かにダメージを受けても直ぐに多くが抜けるというのは考えにくいですね。
色々なサイトで調べましたが、この意見が非常に多かったです。
〇 冬説
冬については、寒さによる血流量低下が挙げられます。
頭皮が冷えると、血管が収縮して血流量が低下します。
血流量が低下すると、髪に必要な栄養が頭皮に行かなくなり、抜け毛の原因となる可能性があります。
まとめ
以上、春夏秋冬でそれぞれ挙げられている説について解説をしてきました。
人の髪の毛の生え変わりは、犬や猫のように遺伝子情報に書き込まれているわけではなさそうですね。
どちらかと言うと、ストレスや頭皮がさらされている外部状況に影響を受けて、頭皮が育たなくなる環境に追い込まれて脱毛するというイメージを持ちました。
個人的な所感では、『犬や猫は季節による変え変わり』、『人は頭皮環境悪化による脱毛』であるのではないかなと思いました。
それぞれの季節に頭皮環境を悪化させるリスクがあると思いますので、それをできるだけ排除することが抜け毛防止につながるという事はお判りいただけたかと思います。
今回は雑学的な内容でエビデンスが低い内容でした。(個人的には分からないことを考えて自分なりに答えを出すことは好きですが・・・)
次回は、ガイドラインの内容に戻って『植毛術』について書いていきたいと思います。あまり専門ではないので良い内容をかけるか不安ですが頑張ります!
どうぞよろしくお願いします。
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